心に残った話 - デイサービス
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心に残った話

    利用者様の想い

    翠風園(正瑛会)の記念誌に書かれている理念『報恩・感謝・奉仕』を読まれて、「翠風園のために奉仕がしたい」と考えてくださった、H様という利用者様がいらっしゃいました。
    H様は、コーラスを習っていたそうで、歌は元気になるし、おなかの底から声を出すと身体にも良いということで、利用者様みんなで歌を唄いましょうと、ご提案してくださいました。そしてなんと、キレイな和紙に歌詞を書いてきてくださったのです。

    心に残った話

    そこまで翠風園のことを想ってくださる理由がわかる出来事がありました。
    「これ、翠風園の職員の皆さんに読んで欲しくって」とH様が新潟市南区で発行されました『文芸みなみ風』を持ってきてくださいました。その中には、翠風園での様子が手に取る様に分かる程、丁寧で詳しく書かれた「感謝そして楽しい日々」と題したH様の随筆が掲載されていたのです。
    職員よりお礼を伝えると、翠風園のことを書いた理由を教えてくださいました。それは、これから介護施設の利用を考えている方に「翠風園のことを知ってもらいたい」という想いがあったからとのことでした。
    天国に行ってから、『あんなに良い所があったのに、知らなかった』と後悔しないように・・・、翠風園に来ると幸せになれるんだよ、ということを伝えるために。

    職員以上に翠風園の事を想ってくださっているこのお言葉をお聴きして感動で胸が熱くなりました。私達職員もH様の様に熱い心と大きな愛を持って、励んで参りたいと思います。

    利用者様からのお手紙

    ある日の朝、利用者のU様の連絡帳をお預かりしますと、いつもは入っていない物があることに気が付きました。
    不思議に思い広げてみますと、それはU様直筆のお手紙でした。

    『翠風園さんのお世話になって、早や二年目を向かえることになりました。こちらにお出でになっておられる方達、皆良い方ばかりで、嬉しゅうございます。少し離れた場所におられた方でも目が合うと、にこっとしてくださいます。そして何よりもお世話してくださる職員全員の「至れり尽くせり」には感謝の気持ちでいっぱいでございます。そんな嬉しい気持ちで暮らしているので、なおさら月日を短く感じるのかも知れません。これから先もどうぞ宜しくお願い申し上げます。』

    丁寧に書かれた一文字一文字からU様の温かくて優しいお気持ちが伝わってきました。
    この日、お帰りになる前にU様のお側へいき、お礼を申し上げますと「手紙は恥ずかしいから捨てておいてくださいね」とおっしゃいました。私が「私達職員にこの様な温かいお言葉をかけていただいたおかげで、益々がんばろうとやる気が出てきました。本当に有り難うございました」とお伝えしたところ、「そう、良かった」とおっしゃり、ニコッと笑顔を返してくださいました。

    「感謝を自分のまわりに体現する」という私達職員の目標をU様が見せてくださった心温まるお手紙は、今でも翠風園の宝物です。

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