スピリチュアル・ケア(霊的ケア)を実感
2016/1/8
初めて看取りをさせていただいたのは、入居されて4年、91歳のA様でした。
夏のある日、急に足の痛みを訴えられ病院に行きました。ところが原因がわからず、その後も発熱が続きA様の容態はどんどんと悪くなって行き、ついにはご飯も全く食べられなくなりました。
ご家族と主治医、翠風園スタッフの三者で、何度もA様の今後について話し合いの時間を持ちました。ご家族は、経管栄養や胃瘻の造設などを望まず、自然に任せたいと仰いました。住み慣れたご本人の部屋で、最期を迎えて貰いたいと望まれたのです。
そして、私たちの心も決まっていました。A様とご家族の意思を尊重し、「ここでA様をお見送りしたい。今まで共に過ごさせて戴いた感謝を込めてお応えしたい」と、気持ちは一つになっていたのです。
段々と、言葉も話されなくなったA様が、意識のある時に言い続けられた言葉があります。
「ありがとう、ありがとうね・・・」
苦しいでも、つらいでもなく、ありがとうを言い続けてくださったお姿樣は、正瑛会の理念である、「報恩・感謝・奉仕」の意味を、A様自らが表されおり、それが私達職員への尊い置き土産だったとのだと思っております。
精一杯の想いで関わらせていただいたA様との日々の中で、私達はスピリチュアル・ケア(霊的ケア)というものを、言葉でなく、実感する事が出来たのです。
その後、A様はご家族や親戚の方達に見守られて旅立たれました。
今後も、グループホーム翠風園は、利用者様がいつまでもご本人らしく過ごしていただける様な、第二の我が家を目指して参りたいと思います。
デイサービス
ヘルパーステーション
グループホーム
夏のある日、急に足の痛みを訴えられ病院に行きました。ところが原因がわからず、その後も発熱が続きA様の容態はどんどんと悪くなって行き、ついにはご飯も全く食べられなくなりました。
ご家族と主治医、翠風園スタッフの三者で、何度もA様の今後について話し合いの時間を持ちました。ご家族は、経管栄養や胃瘻の造設などを望まず、自然に任せたいと仰いました。住み慣れたご本人の部屋で、最期を迎えて貰いたいと望まれたのです。
そして、私たちの心も決まっていました。A様とご家族の意思を尊重し、「ここでA様をお見送りしたい。今まで共に過ごさせて戴いた感謝を込めてお応えしたい」と、気持ちは一つになっていたのです。
段々と、言葉も話されなくなったA様が、意識のある時に言い続けられた言葉があります。
「ありがとう、ありがとうね・・・」
苦しいでも、つらいでもなく、ありがとうを言い続けてくださったお姿樣は、正瑛会の理念である、「報恩・感謝・奉仕」の意味を、A様自らが表されおり、それが私達職員への尊い置き土産だったとのだと思っております。
精一杯の想いで関わらせていただいたA様との日々の中で、私達はスピリチュアル・ケア(霊的ケア)というものを、言葉でなく、実感する事が出来たのです。
その後、A様はご家族や親戚の方達に見守られて旅立たれました。
今後も、グループホーム翠風園は、利用者様がいつまでもご本人らしく過ごしていただける様な、第二の我が家を目指して参りたいと思います。
デイサービス
ヘルパーステーション
グループホーム