翠風園の新しい湯呑み茶碗の紹介
2012/3/30
北海道の徳橋様ご夫妻より、湯呑みのご寄付を戴きました。
デイサービス開設時から、お贈り戴いた湯呑み茶碗は、今回で5回目になります。新しいお茶碗と一緒に添えられたお手紙には、湯呑み茶碗の説明が詳しく書かれていました。そして、北海道の室蘭から遠く離れた新潟まで、「無事にお茶碗が届くように・・」と、想いを込めて送って下さった事も記されてありました。
今迄お送り戴きました湯呑み茶碗は、利用者様が到着された朝や、日中を通して、暖かい飲み物を入れてお出ししていました。しかしお蔭様で、年々ご利用して下さる利用者様の増加に伴い、曜日によっては湯呑みの数が不足する日も出てまいりました。
その様な時に届きました湯呑みは、利用者様がお茶を何度おかわりしても十分な位の数が揃い、まさに絶妙のタイミングでした。
或る日、新しい湯呑み茶碗を眺めながら、お茶を飲んでいる利用者様がいらっしゃいました。その利用者様が「私はこの白い湯呑みがとても気に入っています。元々、陶磁器などが好きでしたから、この湯呑みを見ると、中に入れるのは番茶が合うかな? いや、こぶ茶が合うかな?と想像しながら飲んだりして、楽しみが一つ増えました。手に持った時に感じる、この湯呑みの暖かみは何ともいえず安らぎますね」と話して下さいました。
また、他の利用者様が「翠風園さんで使っている湯呑みは、いつも素敵だなと思っていました。北海道から来たんですか? 遠い所から無事に届いたと思うと、ますます愛おしくなりますね・・」と話して下さいました。
今回の湯呑みは、お茶の熱さが手に伝わりにくいように配合する土を考慮されたり、口や手が当たるところにはサンドペーパーをかけ、使うほどに手に馴染むよう施されているそうです。
その様な徳橋様の細やかなお心遣いが、先ほどの利用者様のお話しから、しっかりと届いてる事に、感激してしまいました。
徳橋様のように、使って下さる相手の方を想いながら、自分の足元で細やかな気配り心配りができるようなケアを、私達職員も努めてまいりたいと思います。
最後になりましたが、素敵な湯呑み茶碗を贈って下さいました、徳橋様に感謝申し上げます。大切に使わせて戴きます。本当に有り難うございました。