12月 今年1年への感謝祭
2011/12/22
12月22日から28日までの1週間は、「今年1年への感謝祭」を行いました。この行事は1年の締めくくりとして、年初めの2月に立てた1年の目標を振り返ると共に、平成23年という年に心から感謝を捧げる事をテーマとしております。今年で3回目になりますが、12月に入りますと、職員が利用者様に「今年1年は、どの様な年でしたか?」「2月に立てた目標はいかがでしたか?」とお話しをお聴きしています。
■最近ではこの時期になりますと、長年ご利用して下さっている利用者様が「翠風園はね、12月になると1年を振り返って、みんなで感謝をしているんですよ。この感謝祭のお蔭で、安心して1年を締めくくる事が出来ます」と、新しい利用者様に説明して下さる光景を拝見し、とても嬉しく思いました。
■感謝祭当日は、利用者様、入居者様、そして職員から、今年1年への感謝の言葉を発表して戴きましたが、その中で心に残りました職員の感謝の言葉をご紹介したいと思います。
デイサービスセンター介護職員
笠井 紀子
笠井さんは自身の痛みと向き合いながら、現在はその経験を生かして、細やかな気配りで仕事に励まれています。
■今年入社した職員に、感謝祭の説明をしていた時の事ですが、ちょうど近くにいた笠井さんが「目標って、凄い力があるんですよ。今年は切ない経験もしたけれど、目標のお蔭でその都度、前向きに考える事が出来たし、自分の身体や周りの方への感謝に気付けたのは有り難かった。でもね、その目標も立てただけではなく、振り返る事がまた大切だそうだから、是非考えてみてね!」と、勢いよく話して下さいました。体験談を交えながらの説明はとても分かり易く、新人の職員の方も目を輝かせながら聴いていました。
■今回の様に、利用者様から新しい利用者様へ、職員から新しい職員へと感謝祭の様子が口伝えで広まっていく様子をみせて戴き、皆様が心から喜んで下さっている事が分かりました。
■これからも試行錯誤しながら、翠風園で行う感謝祭を大切に行って参りたいと思います。
■最近ではこの時期になりますと、長年ご利用して下さっている利用者様が「翠風園はね、12月になると1年を振り返って、みんなで感謝をしているんですよ。この感謝祭のお蔭で、安心して1年を締めくくる事が出来ます」と、新しい利用者様に説明して下さる光景を拝見し、とても嬉しく思いました。
■感謝祭当日は、利用者様、入居者様、そして職員から、今年1年への感謝の言葉を発表して戴きましたが、その中で心に残りました職員の感謝の言葉をご紹介したいと思います。
「今年一年を振り返って」
デイサービスセンター介護職員
笠井 紀子
今年も残すところ後わずかになりました。又、1年を振り返り自分を見直す機会を戴け、身の引き締まる思いです。
私の今年の目標は「人の痛みを自分の痛みと思う」でした。私は、昨年から足の痛みが日に日に強くなり、とても辛い思いでしたが、利用者様もこの様な辛い思いをされているのだろうと思い、この目標を考え決めました。
しかし、目標を考えた直後、その痛みは腰椎椎間板ヘルニアと分かり、数日後には歩くことすら出来ず、手術を待つ中、10日間はベッドの上で過ごしました。全く動けないという事は、こんなにも辛い事なのかと実感した日々でした。
「人の痛みは分からない」といいますが、この様な事を経験したことで人の痛みをいっそう強く思える様になりました。
翠風園に来られる利用者様は、明るく元気で楽しく過ごされている様に感じますが、お一人おひとり何かしらの痛みで、辛い思いをされているのではないか・・と沢山考えた1年でした。利用者様の経験されたお話しを、言葉にならず噛み締めてお聞きする事もありました。 こうして私が思っていなかった痛みを知ることが出来、少しでも利用者様に近付けた様な気がしました。
そして、感謝しなければならない事もあります。ある先輩は、常に言葉を掛けて下さいました。仕事内容が重なると「笠井さん、どちらが身体に負担が無いですか?」など、声を掛けて戴けることは嬉しいと思いました。
また、利用者様にも、沢山の言葉を掛けて戴きました。ある利用者様は、お逢いする度に私の腰を擦りながら「大丈夫かね? 無理せず大事にしなさいよ」と言って下さり、本当に有り難いと思いました。
この様に、私の病気の事をお話するのは、哀れや同情を受けさせてしまうのではないかと考えてしまいましたが、私の目標をお話しするにあたって欠かせない内容と、利用者様のお気持ちに近付きたい思いで、今回お話しさせて戴きました。
これからも利用者様のお気持ちに添えられる様に痛みの事を思い、真心の込もったお手伝いをさせて戴きたいと思います。
来年も、利用者様と同じ空間と時間を過ごせることは幸せと感じます。今年1年支えて戴き、有り難うございました。
笠井さんは自身の痛みと向き合いながら、現在はその経験を生かして、細やかな気配りで仕事に励まれています。
■今年入社した職員に、感謝祭の説明をしていた時の事ですが、ちょうど近くにいた笠井さんが「目標って、凄い力があるんですよ。今年は切ない経験もしたけれど、目標のお蔭でその都度、前向きに考える事が出来たし、自分の身体や周りの方への感謝に気付けたのは有り難かった。でもね、その目標も立てただけではなく、振り返る事がまた大切だそうだから、是非考えてみてね!」と、勢いよく話して下さいました。体験談を交えながらの説明はとても分かり易く、新人の職員の方も目を輝かせながら聴いていました。
■今回の様に、利用者様から新しい利用者様へ、職員から新しい職員へと感謝祭の様子が口伝えで広まっていく様子をみせて戴き、皆様が心から喜んで下さっている事が分かりました。
■これからも試行錯誤しながら、翠風園で行う感謝祭を大切に行って参りたいと思います。