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7月 郷土白根への感謝祭
2013/7/24

翠風園では、7月24日(水)から30日(火)までの6日間、「郷土白根への感謝祭」を行いました。事前に利用者の皆様には郷土白根への感謝について考えて戴き、感謝祭当日に発表して戴きましたのでご紹介させて戴きます。


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時代が変わっても変わらない風景、情景が見える所です。土手に上がり、眺めた弥彦山と角田山、広々として田んぼに桃の花はとても綺麗でした。白根で暮らせてとても良かったです。 (80歳女性)


白根に生まれて白根に育ち、早90年。私は地元を誇りに思います。良い環境が良い風土を育てるのだと思います (91歳女性)

私は自分の身近に幸せがあると思っています。白根は一番いい所です。白根は日本一です。私は白根が大好きです。 (86歳女性)

白根には良いところがいっぱいありますが、私には翠風園が一番良い所です。来られる方々は皆さん親しみがあり来るのが楽しみです。 (93歳女性)

白根に来てケアマネージャーさんから翠風園を紹介して貰いました。食事が美味しくて幸せです。白根に来て翠風園と出会えて良かったです。 (88歳 女性)

どなたも郷土白根に感謝のお気持ちで生きて来られた事が感じられ、何だか胸がジーンと致しました。また、郷土白根への感謝の発表の中には翠風園の事までお話し下さる方がおられ、開設から10年が経ち、翠風園もしっかりと白根の仲間入りをさせて戴いている事が本当に嬉しく感じられました。


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そして、職員も利用者様と一緒に郷土白根への感謝について考え、発表させて戴きました。職員の中には白根で生活している人もいれば、他の市町村から通勤して来る職員もいます。住んでいる場所は違っても生活の拠点は白根である事。最も大切な時間を白根で過ごさせて戴いている事の感謝を発表させて戴きましたので、ご紹介させて戴きたいと思います。

郷土・白根への感謝の言葉


事務職員  酒井 義喜


 私は、翠風園で働き始めて約八年になります。以来、白根という土地に御縁を戴き、生活の拠点となっています。

 毎日の通勤に住まいである豊栄から車でバイパスを走り国道八号線を通って白根に向かいますが、翠風園を目の前にし、目に映る広大な田園風景が私にとりまして白根の大好きな景色の一つです。

 通勤の朝は、その田園風景や遠くに聳える弥彦山・角田山の雄大な姿を眺めると、眠気がまだ残っていた目が覚め、元気・力が自ずと湧き出てきます。また、帰宅の際には、その寛大な姿に心癒され、一日の疲れが自然と解きほぐされ和らぎます。

 以前、私は新潟市の中心地で仕事をしていた事があったのですが、電車内で人混みに揺られながら目に入るビルやアパ―ト等の建物が並ぶ中を通勤していた時と、今とではまるで自分の心の在り様が違う事を感じます。以前は、何かに急かされているかのように慌ただしかったのですが、自然を眺めながら一日が始まり一日が終わる今は心の中がとても静まり穏やかになります。それは、人間とは自然が常に与えて下さっている澄んだ空気・風・光・情景・食物・無償の愛のエネルギーの中で包まれ生かされているのだという事を、実感として思い知らされます。

 また、送迎の際に様々な所で映る白根の風景は格別です。四季折々、色とりどりに変化する草木、美しい花々、多種の果樹・野菜、平野にどこまでも広がる田園、信濃川・中之口川を始めとする豊富な水源、白根にはとても豊かな大地・自然の恵みが沢山あることを知りました。そして、その豊かな郷土の中で、長き間過ごされてきた利用者様と出会い、皆様の人情の深さと心の豊かさに触れる事ができました。白根は福祉のまちと称されます。他人を思いやり、他人との繋がりを重んじ、社会全体の豊かさを願う素晴らしい気風・市民性が、存在しています。

 私も、郷土白根、そして白根の皆様が与えて下さる豊かさに習い、翠風園を拠点として仕事を通じ心を豊かに育てて参ります。そして、白根で生活させて戴いている一人として、微力ではありますが、精一杯郷土白根に貢献して参りたいと思います。

 改めまして、郷土白根に心より感謝申し上げます。今後とも宜しくお願い致します。

 

 この度、郷土白根への感謝祭を通じまして、私達は白根の風土、白根の大地に生かされ育てて戴いて来た事をしみじみと感じ、感謝の想いでいっぱいになりました。そして、介護という仕事を通じて少しでも郷土白根に貢献する事ができます様に益々努力して行きたいと心に強く思いました。

最後になりましたが、ご協力下さいました皆様方に心から感謝申し上げます。有難うございました。