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★７月は毎年、様々な感謝祭を行っていますが、今年は「生まれて来た事への感謝祭」を７月２２日（火）～２８日（月）まで執り行いました。

★職員より「今年はどんなテーマが良いだろうか」と、様々なテーマの案が出ましたが、その中でも特に「生まれて来た事への感謝を考えたい」という意見が多く、今年はこの内容に決定しました。



★利用者の皆様にテーマを基にお話を伺いますと、様々と体験して来られた人生について語って下さいました。先ずは利用者の皆様が考えて下さいました感謝の気持ちをご紹介したいと思います。

 

『豊かな環境と恵まれた友情に感謝しております。翠風園に来ると誕生会などをして下さり感謝しております。両親や家族に感謝しております。感謝する毎日です』

デイサービスセンター　８８歳 女性利用者様 　

 

『苦労話は天下一品、よくここまで来れたぐらいな大変な人生でした。親戚や隣に協力してもらって立ち直れました』

デイサービスセンター　７９歳 男性利用者様

 

『苦労はしましたが、生まれて来たから経験出来たと、今では良い思い出です』

グループホーム　９２歳 女性利用者様

 

■苦労を沢山して来たけれど、幸せな人生だよとお話しされる方、家族に囲まれて幸せだとお話しされる方など、心が温かくなるお話を聞かせていただきました。「苦労があったから今があるんだ」と何事にも感謝される利用者様の考え方を習って行きたいと思います。



■行事の当日は職員が作成しましたスライドショーを上映し、皆様にご覧になっていただきました。

スライドショーの文章を紹介致します。

 

 

私達が生まれて来たのはお父さんとお母さんのお陰です

優しく可愛がられたり　厳しく鍛えられたり

自分も苦労しながら親心で　我が子を育てて下さいました

昔は分からなかった親の愛情を

大人になって　やっと分かるようになってきました

そんな今、気がついてみれば身の周りにあるもの全て

命を育む親心にあふれていました

太陽の恵み　豊かな実りを育む大地

身も心もいやす暖かな火 　乾きをうるおす一杯の水

さわやかな風 　呼吸している空気

当たり前だと思っていたものは全て

私達を生かして下さる　ありがたいものばかりです

こんなにも親心に満ちた世界を思う時、

叡智に満ちた偉大なる存在の意思を感じずにはおれません

そして、その偉大なるものの意思を受け継いで来たものがあるはずです

私達は「考える」という素晴らしい力と

「心」という宝物を持って生まれて来ました

この力は偉大なる意思から受け継いだものではないでしょうか

私達は、考える力を使って

身の周りの世界を創り出してきました

嬉しかったり、楽しかったり、悲しかったり、苦しかったり

いろいろな出来事を味わいながら

心が育っていきました

そして、友のいる喜びを知りました

助け合う家族の大切さを覚えました

感謝をすることの尊さを学びました

命ある限り、心は成長しつづけています

私が「私」として生まれて来て今、味わっている全ての経験は 誰にも出来ない

私にしか出来ない かけがえのない素晴らしい体験です

この体験をする事が、 生まれて来た事の大いなる意味ではないかと思えてきました

この世界に生まれて来た事に皆さんと一緒に感謝したいと思います

自分を産んで育てて下さった両親に感謝いたします

地上の全ての命を生かして下さっている地球様に感謝いたします

世界を見守っておられる 偉大なる意思に感謝いたします

そして、自分自身に対してこの世界に生まれて来た事に感謝いたします

ありがとうございます

 

■自分自身が生きている事は当たり前だと思ってしまいがちですが、先ず、生まれて来れた事が大きな奇跡だったのだと行事を通じて感じる事が出来ました。利用者の皆様に見習い、感謝の気持ちで日々を過ごして行きたいと思います。